先日の日曜日、主人のデディと友人たちと4人で、Pura Kahyangan Kedatuan Raksa Sidhi というお寺にムルカット(melukat)へ行ってきました。
「ムルカット(melukat)」とは、聖なる泉や滝で、沐浴をしながら祈りを捧げ、心身に溜まった不浄や邪気、過去のネガティブなエネルギーを水とともに洗い流す行為とされています。
バリ語で「lukat」には「解放する」「取り除く」という意味があり、まさに心や体の重荷を手放すためのスピリチュアルな行為です。
入場の際、観光客と間違えられて300,000ルピアを請求されましたが、KTP(在留証明)を提示したことで10,000ルピアに。バリ島では観光客に対して高めの入場料を設定することもよくあります。
正直なところ、神聖な場所に人があふれかえるのはあまりふさわしくない気もしていて、むしろそれくらいの費用を払ってでも訪れたいと思う人が入れるほうが良いのかもしれない、そんな風にも感じました。
ちなみに、昨年ここを訪れた観光客の友人は「そのときは無料だった」と話していました。
そうしたことはさておき、とても神聖で安らぎを感じる場所でした。
水は透き通っていて氷水のように冷たかったのですが、滝に打たれながらムルカットをすると心も体も清められるようで、とても気持ちがよくすっきりしました。
IMG_0194
ムルカットの後は、上にあるお寺でお祈りをし、清めていただきました。
その日はちょうど新月のティルアムの日で、より特別なタイミングだったのかもしれません。
実は、半年ほど右の甲状腺の上にあるリンパに痛みがあり、少し触るだけでも不快で「いよいよ病院に行こう」と思っていた矢先のことでした。
ところが、ムルカットをした翌日、触ってみると痛みが消えていたのです。
ムルカットは「心身にたまった汚れを洗い流す」という意味があるそうですが、本当に悪い部分を浄化していただいたのかもしれません。
あるいは、この場所の神様と気持ちが通じたのかもしれない。そう思うと不思議でなりません。
とても貴重で不思議な体験でした。ぜひまた訪れたいと思います。

