シワルドラクシャ工房のはじまりとも言える「ルドラクシャ」について。
「ルドラクシャ(Rudraksha)」という言葉は、サンスクリット語の「ルドラ(Rudra)」と「アクシャ(Aksha)」に由来します。「ルドラ」はすべての生命を司るヒンドゥー教の神、シヴァ神を指し、「アクシャ」は「目」又は「涙」を意味します。
興味深いヒンドゥーの伝承や『シヴァ・プラーナ』などの聖典には、次のような物語が語られています:
シヴァ神が深い瞑想にふけっていたある時、目を開けました。
その瞬間の霊的な高まりにより、1粒の涙が神の目からこぼれ落ち、その涙がルドラクシャの木へと変化したのです。(金剛菩提樹はお釈迦様が悟りを開いたといわれる菩提樹とは品種が異なるようです。なぜなら葉っぱの形が異なります。)
この神秘的な起源により、ルドラクシャの実(ビーズ)を身につけることで、シヴァ神の加護と守護を受けられると信じられています。
🔷 植物学的なルドラクシャの特徴
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「ルドラクシャ」はヒンドゥー教や仏教において数珠(ジャパマーラ)として古くから使われてきました。
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これは主にエラエオカルプス属(Elaeocarpus)の常緑広葉樹の種子から採取されます。
🔬 科学的な成分分析
ルドラクシャの種子は、次のような元素で構成されています:
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炭素(Carbon):50.031%
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水素(Hydrogen):17.897%
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酸素(Oxygen):30.53%
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窒素(Nitrogen):0.95%
これはC-H-N分析計(C-H-N Analyzer)とガスクロマトグラフィーを使って分析された結果です。
ルドラクシャのビーズは磁気的性質を持っているとされています。
それらは常磁性(paramagnetic)と反磁性(diamagnetic)の両方の性質を示すと信じられており、その動的な極性(dynamic polarity)**が癒しや健康促進に関与していると考えられています。
磁気的性質:
ルドラクシャのビーズは磁気的性質を持つとされており、常磁性と反磁性の両方を示すと説明されています。
反磁性とは、外部の磁場にさらされたときに一時的に磁気的な性質を持つことができる性質です。
動的な極性
ルドラクシャの大きな特徴の一つがこの「動的極性」です。
これは、極性(プラスとマイナスのエネルギー)が変化することを意味しており、これが癒しの効果の根拠だと考えられています。
生体電気と血流
動的な極性は体内の生体電気のバランスを整えるとされており、それによって血液の循環が改善され、動脈や静脈の詰まりを解消する可能性があると信じられています。
癒しの性質
ルドラクシャの磁気性と動的極性は、ストレスの軽減、血流の改善、そして全体的な健康といった癒しの効果に関係しているとされています。
波動的効果
ルドラクシャのビーズは、誘導性のある振動(inductive vibrations)を発しているとも言われており、これが神経系を落ち着かせ、バランスを整える効果があるとされます。
これは、直接身に着けていなくても影響があるとも信じられています。
科学的研究
ルドラクシャの伝統的な使用法はよく知られていますが、その磁気的性質と人間の体への影響についての科学的研究は現在も進行中です。いくつかの研究では、その電磁的な特性や健康への影響について探求されています。
計り知れないルドラクシャの魅力を皆さんと一緒に探究出来たら嬉しいです。🙏😊💓